私の知らない貴方を見る度に

嫉妬と独占欲が私を襲う




「君だけだよ

 君だけが僕の全てだよ」




その言葉さえ嘘に聞えてくる

信じているが故の不安

拭い去る事の出来ないそれを

貴方へと伝える事も出来ない




私だけしか見れないように

私だけとしか話せないように

私の所にしかいられないように




貴方専用のケージを用意して

貴方をそこへと閉じ込めて

私だけのものに出来たらどれだけ幸せか




私という籠の中にあなたをずっと閉じ込めておきたい