薄暗い朝霧の中


優しい雨に打たれ


小さく其の身を震わせながら


一生懸命に生きる


小さな 小さな 命







【薄暗い朝霧の中で・・・】






透明な雫を其の身に滴らせ


優しく降り注ぐ其の雫に


散る事も許されず


朝霧の中 儚げに咲いている


薄い桃色の花


まるで雪の様で


朝霧の中の姿は


とても美しく


幻想的な姿

















まるで其の場だけ


時間が止まったような


そんな錯覚を受ける

















差している傘を降ろし


一緒に朝霧の中


時間が止まったような


そんな幻想の中を


ずっと佇んでいたい














薄暗い朝霧の中










優しい雫が滴る









あなたと共に










静寂の中で・・・・・